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【産業動向】2026年の10大テクノロジートレンド(下) DIGITIMESフォーラム
2025-12-08 11:34:15
調査会社DIGITIMES Researchは2025年12月3日、「Tech Forum 2026(DIGITIMES科技大勢2026)」と題したフォーラムを開催。半導体、AI(人工知能)サーバー、新エネルギー、モバイル通信等、幅広い分野にわたる2026年の10大テクノロジートレンドを発表した。今回は6〜10番目まで。


(6)HVDC(高電圧直流)普及が加速、液冷浸透率は5割へ
2026年には800V DCの急速拡大と液冷技術の普及拡大という2つの重要転換点が同時に起きると見込む。800V DCはAIサーバー電源設計をオフラック型へとシフトさせ、データセンターの導入が増加する。また、米ヌビディア(NVIDIA)やクラウドサービスプロバイダ(CSP)のASICサーバーでは液冷採用が一層進む。

(7)AI対応PCが主流に 2026年には浸透率50%超
AI PCの浸透率は2026年に50%を超え、正式に主流になると見込む。ベトナム、タイ、メキシコがノートPC(NB)生産拠点として台頭する。中国系ODM(Original Design Manufacturer=設計・製造の受託)が2026年に出荷シェア30%を超える可能性がある。今後5年間、世界のNB市場は3%の年平均成長率(CAGR)で推移し、2029年には2億台を突破する見通し。

(8)次世代通信ネットワークの再定義「AIが6Gを駆動し、6GがAIを強化」
「AI everywhere」の大潮流が次世代ネットワーク発展の新たな契機となる。エヌビディアのジェンスン・フアン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)が提唱する「生成AI(GenAI)からエージェントAI (Agentic AI)へ」の流れは、6Gの3大基盤インフラと一致する。電気通信キャリアはFMSC(Fixed-Mobile-Satellite Convergence:固定・移動・衛星の融合)という「新たな三網融合」型の運営モデルへと段階的に移行する。

(9)生成AIスマホの成長は鈍化、AIアシスタント+スマートグラスが注目
DRAM価格上昇により、2026年の生成AIスマホ出荷成長は明確に鈍化するが、それでも5億台に達する。生成AIアプリケーションでは、AIアシスタントとスマートグラスの組み合わせが注目され、スマホを取り出さずに操作できる「スマートSiri効果」が期待されている。

(10)大手参入でAIグラス市場が転換点へ、普及は2029年以降
スマートグラス市場における「百眼鏡戦争(多数メーカーによる競争)」は後半戦に入り、2026年には米アップル(Apple)、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)といった大手ブランドが参入する。AIグラス発展の方向はAR(拡張現実)グラスに向かい、ラインナップの約50%を占める見通し。ただAIグラス市場は依然発展途上で、大衆への普及は早くても2029年になる。(了)

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